眠りは最大の生きる喜び

不眠症

良い睡眠がとれた朝は、生きている幸せや喜びを全身で味わうことができる。ベランダのプランターにあるオリーブやブルーベリーに水をやると、葉っぱがしっとりと潤い、昨日からのわずかな成長の変化を敏感に感じ取れる。それはまるで彼らが私に何かを伝えたくて、少しずつ伸びたり、つぼみがほんの少し膨らんだりしているかのように見える。オリーブの葉は、いつもよりも緑が深く、ブルーベリーの実がほんの少し、輝きを増しているように感じる。これまで何も思わなかったその小さな変化が、今朝はまるで生き生きとした存在感を持っているように感じる。

犬の散歩に出かければ、犬も嬉しそうに尻尾を振りながら駆け回り、普段の何気ない動きが、今日だけは特別に見える。犬の足取りが軽やかで、まるでその目が私を見つめるたびに「一緒に幸せだよ」と伝えてくれているようだ。溢れんばかりの光り輝く朝日が全身に降り注ぐのを実感でき、その光が犬の毛並みを照らし、まるで金色に輝いているように見える。

公園で腕立て伏せやスクワットをすると、いつもの倍はこなせるのではないかと錯覚するほど、体の奥底から力が漲るのを感じる。その力強さを感じながら、同時に犬と植物たちの活気を感じることができ、まるで自分もその一部として元気に満ちているように思える。何か大きなことを成し遂げられるような気がして、心の中で無限のエネルギーが湧き上がり、今日はどんな挑戦も乗り越えられそうな気がしてくる。

いつもは何も感じない、なんのへんてつもない風景でも、眠りが十分な朝はまるで違って見える。空の青さが一層鮮やかで、街角の小道の石ころさえも、まるで大切な一部のように感じられる。周囲の音も心地よく響き、ただ歩くだけでもその瞬間に満たされている気持ちになる。普段の何気ない風景が、良質な睡眠を得た日の朝には、まるで新しい命を吹き込まれたかのように輝きだす。自分が何でもできるんじゃないかと思えて、どんな困難も乗り越えられそうな、そんな力強さを感じる。

「食べること」「お金を稼ぐこと」「地位を築くこと」は確かに大切で、私たちの生活に必要不可欠なものだ。けれど、それらが手に入ったとしても、絶対に手に入れることができないものが睡眠にはある。それは、心と体が完全にリセットされ、何も考えずにただ静かな安らぎを得る瞬間だ。お金や地位、物質的な豊かさでは決して買えない、その「満たされる感覚」、それこそが睡眠がもたらす最大の贈り物であり、他のどんな努力でも代替できない価値がある。睡眠は私にとって、無償で与えられる最高の贈り物だと感じる。

この貴重な時間をじっくり噛みしめながら、生きる原動力は「食べること」「お金を稼ぐこと」「地位を築くこと」ではなく、何よりも「良質な睡眠」であると確信していく。

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